
9月も終わりが近づくと、日によっては肌寒さを感じるようになりますが、実はこの時期、お肌は一年で最も不安定になりやすいのをご存知ですか?
残暑の紫外線ダメージを引きずっている上に、急な気温の変化や秋の花粉(ブタクサなど)が重なり、肌のバリア機能が低下しがちです。いつもの化粧品が急にピリピリしたり、乾燥して赤みが出たり…これが「ゆらぎ肌」の状態です。
そんなデリケートな9月の肌を労り、冬の乾燥に備えるために、今すぐ実践したい「守りのスキンケア」の鉄則を3つご紹介します。
鉄則1:摩擦ゼロを徹底!「落とすケア」を低刺激に衣替え

肌がゆらいでいる時、最もダメージを受けやすいのが、クレンジングや洗顔の**「摩擦」**です。洗浄力が強すぎるアイテムや、ゴシゴシ洗いは、肌のバリア機能をさらに破壊してしまいます。
📌 今すぐ見直すべきポイント
- クレンジングは「ミルク・ジェル」へ:
- 夏の間に使っていたオイルタイプやシートタイプは一旦お休みし、肌への負担が少ないミルクタイプや低刺激のジェルタイプに切り替えましょう。
- 肌にのせたら、指が直接肌に触れないよう、優しくなでるように**「摩擦ゼロ」**を意識してメイクをなじませます。
- 洗顔は「泡立てネット」をフル活用:
- 摩擦を避けるために、洗顔料は弾力のある泡をたっぷり作ることが鉄則です。泡立てネットでキメ細かな泡を作り、肌の上で泡を転がすように洗ってください。
- お湯の温度は**ぬるま湯(30~32℃)**がベスト。熱いお湯は必要な皮脂まで奪ってしまいます。
鉄則2:バリア機能の救世主!「セラミド」で徹底保湿

バリア機能が低下している肌は、水分が蒸発しやすく、外部からの刺激も受けやすい状態です。この肌の弱点を補強するために欠かせないのが、肌のうるおいをサンドイッチのように繋ぎ止める天然の保湿成分**「セラミド」**です。
📌 セラミドで肌の土台を立て直す
- 化粧水・美容液を見直す:
- セラミド、ヒアルロン酸、アミノ酸など、保水力とバリア機能に特化した成分が配合された化粧水や美容液を選びましょう。
- 特にセラミド配合のアイテムは、ゆらぎ肌の乾燥と敏感さを同時にケアしてくれます。
- 「重ね付け」を習慣に:
- 肌の乾燥が気になる時は、一度にたくさんつけるよりも、化粧水を少量を手のひらで温めてから優しくプレスし、これを2~3回繰り返す「重ね付け」が効果的です。
- クリームで「フタ」を忘れずに:
- 化粧水や美容液で補給したうるおいを逃さないよう、スキンケアの最後は低刺激の保湿クリームでしっかりフタをしましょう。
鉄則3:守りの姿勢を崩さない!「日焼け止め」と「鎮静ケア」を常備

「もう秋だから紫外線対策はいいや」と思ったら大間違い!9月でも紫外線はまだ強く、油断すると夏のダメージに追い打ちをかけてしまいます。
📌 刺激から肌を遠ざける二つの柱
- 低刺激UVケアを毎日継続
- 9月は真夏のようなSPF50の高い数値よりも、SPF20〜30、PA++〜+++程度で、紫外線吸収剤フリーなど低刺激設計の日焼け止めを選ぶのがおすすめです。
- 肌荒れの原因にもなりうる秋の花粉やPM2.5の付着を防ぐためにも、日焼け止めやUVカット効果のある化粧下地は毎日塗るようにしましょう。
- 炎症・赤みには「鎮静」を
- 赤みや炎症が出てしまった時は、あれこれ試さず、まずは肌を「鎮静」させることを優先します。
- CICA(シカ)成分やグリチルリチン酸2Kなど、抗炎症作用のある成分が配合されたアイテムを部分的に、または集中的に使用し、刺激を与えないよう優しくケアしましょう。
まとめ
9月のスキンケアは、「攻める」よりも「守る」ことを最優先してください。
- 摩擦ゼロの低刺激な「落とすケア」
- バリア機能強化の「セラミド保湿」
- 低刺激なUVと抗炎症の「鎮静ケア」
この3つの鉄則を守って、肌のゆらぎ期を乗り越え、健やかな秋肌をキープしましょう!
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